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【調査報告】隅田川と神田川の交流付近における、水上オートバイの航行実態調査報告

調査日時:2015年5月5日(祝・火)/9時~16時

調査場所:隅田川の両国橋上および、神田川入り口の東京湾岸警察署隅田川水上派出所前

TPSP安全講習会では、隅田川の航行時に下記事項に留意していただくよう、お願いしています。

1)横に広がって航行しない

2)可能な限り右側を航行する

3)工事区域の警戒船の前後では徐行

4)他船が橋の下を通過するタイミングでの追い越しや行き交いの自粛

5)非動力船付近での徐行

6)係留船付近での徐行

今回は隅田川・神田川を航行する水上オートバイに対し上記6項目に加え、TPSPビブス着用者数などを中心に調査をしました。

●調査地点における水上オートバイの航行台数

9時〜10時:0

10時〜11時:10(内、3台は神田川に入る)

11時〜12時:5

12時〜13時:12

13時〜14時:3

14時〜15時:6

15時〜16時:9

合計:45

●TPSPビブス着用者数

8名(着用率約15%)

●調査結果

・神田川へと入っていった3台の水上オートバイは、目視できる範囲では5km/h以下の最徐行で航行していた

・水上オートバイの単独航行は認められず

・排気音の大きな水上オートバイの航行は認められず

・隅田川では、横に広がっての航行が目立つ

・右側通航が徹底されていない

・橋の下で他船と行き交う際の配慮ができていない

・非動力船の付近でも徐行ができていない

●調査結果にみる、今後の課題

今回の調査では、水上オートバイの航行マナーについて良かった点と悪かった点が浮き彫りとなりました。単独航行がなく、神田川での最徐行が徹底されていた点は、TPSP事務局として実に喜ばしい結果でした。ただし、同期間中にウォーターリスクマネジメント協会が行ったパトロールでは、単独航行する水上オートバイが散見されたようです。単独航行中にポンプへの異物吸い込みなどトラブルが発生すると、非常に危険です。単独航行は絶対に避けてください。また依然として横に広がっての航行も目立ち、右側通航も徹底されていない状況であることは否めません。今後のTPSP安全講習会ではこの3点を今以上に意識していただけるようにお願いし、さらにTPSPホームページやフェイスブックページでの注意喚起や情報発信も行い、東京港・湾・河川における水上オートバイのルール遵守とマナー向上、そして安全航行に成果があげられるように活動していきますので、皆さまのご理解とご協力を改めてお願いします。

TPSP事務局長:長谷川辰

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