台風のごみ拾って恩返し 鷹巣海水浴場で水上バイク愛好団体
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台風5号の影響で多くのごみが流れ着いた福井市浜住町の鷹巣海水浴場。県内の水上バイク愛好者でつくる「豚汁(とんじる)クラブ」のメンバーや家族たちが、自主的にごみ拾いに協力し、浜茶屋や観光協会の人たちを喜ばせている。「できることはしていきたい。マナーを大事にしたい」。敬遠されがちな水上バイク愛好者のイメージを変えたいと、メンバーたちは汗を流した。
台風5号が七、八日にかけて北陸地方を通過したのに伴い、河川が増水し、海岸には大量の枯れ木やごみが流れ着いた。鷹巣海水浴場の浜茶屋「大のや」店主の岩崎弘志さん(70)は「今回のごみは、例年の台風と比べても半端じゃない量だった」と振り返る。
営業できる状態に戻そうと浜茶屋の従業員が清掃をしていた時、協力を申し出たのが豚汁クラブのメンバーとその家族たち約三十人だった。
豚汁クラブは福井、坂井両市に住む二十~四十代の十二人で構成。毎年七、八月になると土日に「大のや」を基地にして水上バイクを楽しんでいる。「いつも浜茶屋にお世話になっている。自分たちにできることがあれば」と清掃に参加した。
台風通過後、初の土曜日だった十二日。力自慢の男たちがせっせと汗を流し、一時間で二十袋分のごみを回収した。岩崎さんは「海岸が汚かったら、そのまま帰るのが当たり前。自ら掃除してくれるお客さんがいるなんて。感動した」と話す。
豚汁クラブ代表の木村直義(なおよし)さん(37)=福井市漆原町=は「自分たちは見た目から敬遠されがち。実際、水上バイクで遊ぶ人にはマナーの悪い人もいる」と語る。
だからこそ、との思いがある。海岸清掃を取り入れた水上バイクのイベントを開催したり、漁港での駐車マナーに気を使ったり。海上保安庁と連携して人命救助に水上バイクを役立てられないか、とも考えている。木村さんは「マナーを向上させて水上バイク愛好者のイメージを変えていきたい。誰とでも一緒に気持ち良く過ごせるように」と願っている。
(藤共生)
中日新聞より
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20170817/CK2017081702000011.html
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